本日、ウズベキスタン文化・芸術フォーラム基金及び駐日ウズベキスタン共和国大使館主催により、「偉大なるシルクロード芸術特別展」が開会される運びとなりましたことを心からお慶び申し上げます。
我が国は、中央アジアの安定と発展に強い関心を有しております。その中でも、中央アジア最大の人口を擁し、観光資源が豊富で、近年特に我が国との人の往来が盛んになりつつあるウズベキスタンは、この地域の要となる国として特に重視しております。我が国としては、ウズベキスタンの今後の発展のために、引き続き協力を惜しまない考えです。
ウズベキスタン文化・芸術フォーラム基金は、日本において精力的に文化交流事業を行っていると承知しており、その活動に心から敬意を表します。今般、日本人の心のふるさとである奈良において特別展を開催されたことは、両国国民の心の交流に大きく貢献するものと考えます。
東西文明の交流を支えたシルクロードの中心に位置するウズベキスタンに対し、我が国の人々は、強い親近感を抱いております。私も、その1人であり、今回の特別展オープニングに出席できないのは誠に残念でありますが、この「偉大なるシルクロード芸術特別展」が両国国民間の相互理解の一層の深化に大きく寄与することを心からお祈り申し上げるとともに、そのために尽力された全ての関係者の方々に深い謝意を表しまして、私のお祝いの言葉とさせて頂きます。
平成20年10月4日
外務大臣
中曽根 弘文
「偉大なるシルクロード芸術特別展」開催おめでとうございます。
日本文化は、古来シルクロードの文化に多大な影響を受けております。そのシルクロードの要衝のひとつであるウズベキスタンの文化・芸術が、日本の古都奈良で紹介されることは極めて意義深いものであります。
一方、ウズベキスタンの首都タシケントには、シルクロード文化の研究拠点であり、かつ日本文化の紹介を目的とした、「文化のキャラバンサライ」と私どもが呼んでいる施設があります。これは、(財)文化財保護・芸術研究助成財団の助成と私の資金提供によって建てられたものですが、宿泊施設も有り、ウズベキスタン国内外のシルクロード研究者や地元の方々などに広くご利用いただいております。
また、そこでは、日本、ウズベキスタン両国の国旗掲揚が毎日行われており、この施設は、両国の友好親善のシンボルとなっております。
このように、日本とウズベキスタンの関係は、いにしえより探く、これを機に、多くの方々がわが国の文化の源流とウズベキスタンの文化にあらためて深い関心を寄せられ、この特別展が大きな成功を収められますよう、心より祈念いたします。
平山郁夫
日本ウズベキスタン経済委員会を代表し、オチロフ大使閣下はじめ日本とウズベキスタン両国の関係者の多大なるご尽力により、ウズベキスタン「偉大なるシルクロード芸術特別展」が開催されること心よりお祝い申し上げます。
特別展のご成功と両国間の経済関係の益々の発展をお祈り申し上げます。
日本ウズベキスタン経済委員会 会長
三井物産株式会社 会長
大橋 信夫
2008年10月吉日